コラム

やりがいと使命感

平成29年11月21日
都内での会議が遅くなり、食事をと思って入ったバーでの出来事。
東京駅の駅周辺ということもありビジネスマンが多く、アルコールのオーダーも途絶えることがない状況でした。忙しいそうにされるバーテンを見ながら、なんとなく「楽しそうだなあ…」と思えてしまいました。自身の前職がホテル勤務ということもあり、飲食業には興味がありますが、好きが興じて仕事にされている方が多いように思えます。バーテンさんも「忙しいそうで大変だね」と声を掛けられることあっても、「楽しそうだね」と声を掛けられたことがないそうで、びっくりされる始末です。
 職業とはやりたいことを選択して就業することが一番ですが、介護業界を振り返ってみると、自身も含めて色々な理由で転職して介護業界に入ったという方も結構いるように思えます。就職難や不景気など理由は様々ですが、福祉系の学校を卒業して勤務される方と違って動機付けが異なります。となると、就業を継続するには、「やらなければならない」なんらかの理由が浮かび上がってくるように思えます。理由やきっかけはどうであれ、「あと少し面倒みてあげたい」とか、「だれも居ないだろうから…」、「今大変な思いをしている職員に代わってやらないと」など、様々な使命感が自身を動かしているように思えてしまいます。使命感なんて大それた言葉ではなく、「あの人のために」、「あの人に代わって」と、そんな気持ちが結果的には長く勤める秘訣に繋がっているのではないかと思ってしまします。
 東京といっても最西部在住ですから、東京駅のバーで楽しそうにみえたのは、綺麗なウェイトレスさんがいたことも事実かもしれません笑
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縦の関係

平成29年10月20日
先日のレクの話。
 先輩スタッフが考えたレク企画。企画した本人が夜勤になってしまうこともあるのは当然のこと。しかし先輩が準備したものを当日後輩スタッフがしっかり実施していく。チームワークが重要な職業であることは周知のことですが、円滑に業務を遂行するには、入念な「準備」と「配慮」が必要となります。しかし、同じ新卒者同士という世代間が生み出す先輩後輩という図式が、ある種の連帯感を生みます。この縦の関係が人を成長させるのではないかと新卒採用を通して感じています。
 歳を重ねると聴いている音楽もゲームも時代差を感じさせられます。四十を過ぎると世代間のギャップを痛感するのは言うまでもありません。笑
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改修工事を終えて

平成29年09月20日
 9月末日には滞りなく改修工事を終えようとしています。入居されている方々には6ヶ月の間、食事をする場所を移動して頂いたり、お風呂の日にちを変更して頂いたりと日々協力して頂きました。今、お部屋の壁紙が変わり廊下が綺麗になり、フロアや食堂が広くなってみると、皆さま口々に「キレイになったね」と話されています。ご家族への電話口でも話される光景はこちらまで嬉しくなると同時に実施できて良かったと思える瞬間となりました。
 さて、改修工事については当然費用がかかり、これをすべて事業所で負担するのは困難となります。東京都では、大規模の改修工事(1億を越える改修事業)に最大5千万円の補助を交付して頂けます。これは、公費(税金)ですので協議や内示には厳しい審査があります。また借り入れ(ローン)についても第三セクターなどの財団が貸し付けてくれますし、利息を補助する制度もあります。これだけの支援を受けられるのは、社会に必要とされている事業であり、支援を必要とする方々の保護が社会の安定に繋がるからだと考えます。介護保険は厳しさが増しておりますが、福祉の施策の後退があってはならないと感じます。
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来年にむけて審議が続いています。「社会保障審議会」

平成29年08月01日
 来年度は、介護報酬改定の年度となります。3年に一度、単価(料金)の見直しを国が審議をして改正しています。料金が変わるということは、利用される入居者も支払う金額が変わるということとなります。この料金設定の変更をするにあたり、国は重点的かつ効果的に介護保険を運用するという基本方針を基準としています。となると、今回の改正のどこに「重点」が置かれているか、別紙の資料から推察することができるかと思います。 実際の現場では、お医者さんのことや、身体拘束、入居される障がい者のことより、現場でケアにあたる人手不足を深刻としています。人材不足はこの業界だけのことではなく人口減少が進む今後を予見するとさらに深刻さを増すように感じます。
 さて、本題に戻りますが重点をどこに置くか、そして現在の介護業界に本当に効果的な一手がどんな改正であるか、施設としても注視していきたいところです。

                   社会保障審議会 介護給付費分科会
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ミーティングの活用

平成29年06月13日
 振り返りをする。ナースのミーティングにてナース同士が、自己を振り返り反省する場面がありました。当然介護のミーティングや会議でも見られる場面です。起こってしまった事態への反省を糧に次回を組み立てることを忘れてはならないと思います。「これからどうするか」「今後どのようにしていくか」ここが論点になる会議やミーティングを行なえるようにしていきたいと思います。多職種連携。言葉では容易いことですが、実際は大変です。介護の視点、看護の視点、お互いに尊重し合うことが介護施設では重要であると考えます。
 介護施設には、介護士と看護師しかいないわけではありません!栄養士や衛生管理、リハビリなどなど、多数の専門職がいることを追記しておかなければなりません。(笑)
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介護職員のお給料が上がります。

平成29年05月22日
 平成29年度、介護職員の処遇の改善を目的として介護報酬の改定が行なわれました。これは、介護に携わる職員の平均賃金が他の産業と比較した場合に著しく低いことを是正するための措置となります。平成22年から実施されている施策であり、今後も続くものと思われます。この処遇改善については単に給料を上げるわけではなく、資質向上や資格取得を考慮することとなっています。シルバーコート丹三郎において実施される外部講師や、専門家による研修会も処遇改善の施策によるところであり、スタッフもそれぞれに講義を受けて業務に生かしております。「介護」という職域を確立させるためには、介護に携わる者としての資質向上も継続しながら、広義となる「社会福祉」について考えることが必要なのでないかと考えます。
 何より、お給料が上がることはだれでも嬉しいことであり、介護スタッフのモチベーションは年度初めより幸先良さそうです。

                    厚生労働省より処遇改善について
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新卒採用がありました。

平成29年04月14日
 この春に高校を卒業された方が3名、入職しています。「新生活に胸を躍らせ」といったところからはほど遠い、不安を一心に背負っての始まりです。これまでの学生生活とは大きく違って終日就労するということは、18歳の子にとってみては計り知れない不安と疲労を感じているところと思います。既存の職員にとっても新たな職員を迎えるにあたり、準備し体制を整えることは、通常業務を行いながらの作業となるため業務が増えることとなります。しかし、モチベーションは悪くなく、新たな一歩のために「ひと手間」かけることは、気分転換にもなろうかと思います。福祉や介護の業界だけが人手不足なのではないと思います。となると、「どのように育てるか」そして、「どのような人財」にスポットをあてて採用していくかが問われる時代であると思います。
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評議員が選出されます。 

平成29年03月18日
 社会福祉法の改正により、社会福祉法人は地域の有識者の方を評議員として選出し、地域における公益的な活動を積極的に行うこととなりました。平成29年度が来月から始まる中、多くの社会福祉法人では、今月の役員理事会において、評議員を選任し、地域における公益活動について検討を始めることとなります。シルバーコート丹三郎の運営法人である青梅白寿会においても来年度から協力して頂くこととなる評議員が選出される予定となっています。お住まいの近くには、必ず保育園や老人ホームがあると思います。これらの事業では、来年度から新たな支援やサービス、広報活動などが行なわれるようになり暮らしの向上が図られると思います。
 しかし、介護施設においては、逼迫した収支状況である施設も増加しているのが現状です。住民サービスの向上ばかりを求めて事業所は閉鎖を余儀なくされるようになってしまっては本末転倒です。地域の方が介入し、住民サービスの向上と事業所の持続可能性を両輪に考えることが求められる年度となりそうです。
※評議員は、役員の選任等についての審議や事業会計の報告を受けることとが
 主な業務であり内部けん制的な役割りとなりますので、事業の発案などは行
 いません。
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色々な社会福祉法人  

平成29年02月17日
 私どもの施設を運営している法人の法人格は、「株式会社」ではなく「社会福祉法人」となります。特別養護老人ホームや保育園などが多いので、「社会福祉法人」=「老人」や「保育」などとなりがちです。しかし、社会的に養護が必要である方は多種多様の問題を抱えており様々です。昨年、日本社会事業大学での公開講座に参加した際に紹介された「母子生活支援施設」。この母子施設についても同じく社会福祉法人が設置、運営を行っています。配偶者からのDVや児童虐待、経済的困窮や貧困など様々な理由によって生活支援が必要な母子が利用することができる施設で、一般的になかなか知られていないようです。同じ社会福祉法人でありながら、なかなか他の支援や事業を知る機会がないように感じたことが思い返されます。「うちの施設は、老人だからほかへ相談してください」では、今後の社会福祉の基幹施設となるのは難しいのではないかと考えます。生活に困っている方は様々な問題を抱えています。専門分野を追求することと並行して、同じ社会福祉法人である様々な事業を知り、多岐にわたる相談について広く対応することができればと思います。
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紙飛行機とんでゆけ  

平成29年01月20日
 先日、地域ボランティアの新年会にお招きされて、今年も変わらずのご協力をお願いしてご挨拶させて頂いたときの事です。会員の中には、自らがハンディをもっているにも関わらず、他者への奉仕をされている方々がいらっしゃいます。そしてある会員の方が、目が見えないにも関わらず、カラオケを歌っておられました。このとき、歌詞を覚えて歌うことも去ることながら、曲がAKB48であったことに、その方の意欲や活発さに、感動を受けました。
 自分の好きな事に取り組む。絶えず新しいものに挑戦する姿勢を拝見し、私も身が引き締まる思いをしました。365日とは、いきませんが、目的をもって仕事に取り込む事を心掛けたいと思います。
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応える力  

平成28年12月20日
 施設にいると、感染症や災害など日々色々なことがおきます。
当該事業所においても胃腸炎の方が出てきており、感染防止の対策を講じているところでありますが、なにかに取り組むときは必ず「組織力」が問われているように思えてなりません。トップが大きな影響力をもって行う事業所もありますが、個人的には、やはり組織力による方が勝るように思えます。運営する上での組織、合議体がいかにスピーディに、柔軟に動くことができるか、これによっていかようにもなると思います。
 介護施設においては、多彩なサービスが求められていますが、これに加えて非常事態や緊急事態にも対応することが必要になってきています。社会福祉施設としてではなく、ひとつの事業所として、これらの多彩な要望にどれだけ応えられるかということにつきるように思えます。となると、ある種の「覚悟」や「決意」、今の言葉で言うなれば、missionをもって取り組んでいるか。
 当然のことですが、管理者自身の覚悟が第一に示されなければ、なにも始まらないことは言うまでもありません。

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入所するという選択  

平成28年11月15日
 あるショーを拝見させて頂いた際のこと。
 熱心に応援する人が遠くから声援を送り、スポンサーからの招待された方が最前列で、あまり興味もなくされる光景を目にしたとき、世の中は公平にはいかないものだなと思うところとなりました。
 施設に目を向けてみても、ある程度の収入がある方でないと、入居できない施設が増えてきています。福祉の視点からすると、平等であり、公平でなければなりませんが、「介護」という分野においては、そうではなくなってきている実情があると思います。だれもが入れる「特養」ではなくなってきている実情が現実となりつつあります。
 利用者本人が選択するという介護保険の根幹がありますが、実際は経済的な理由による部分が大半ではないかと思います。施設でも生活保護の方の入所が多くなり、自身で選択することが困難であり、経済的な理由によって転々とされてきた高齢者が増えてきました。こういった高齢者が、奥多摩の地であっても穏やかに生活できるよう支援することが、僕らに課せられた使命のひとつであることは間違いないようです。
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熊本地震の現状を聴いて

平成28年10月15日
 熊本地震から台風による河川の氾濫。台風や地震による災害が頻繁におきています。東日本大震災による輪番停電、大雪から災害への対策や準備をその都度加えてきました。
 先の熊本地震の現状や被害状況のお話を聞く機会がありましたがお話しの内容より強く感じたことがありました。そして、その感覚は福島を視察したときと同じものでした。感じたこととは、「災害による心の傷の深さ」です。
 建物の被害、物品の不足は、時間が立つにつれて、改善が見られます。しかし、時間が立つにつれて人の心は移り変わり、苦悩によって傷ついていきます。またスタッフ同士の不協和音も時間が立つにつれて、大きくなることは、熊本地震、東日本大震災ともに同じように感じられました。私達が準備できるのは、ハード面だけ。訓練は初動には効果がありますが、復興の道のりは長く、耐えきれる精神を養うことは、やはり不可能であると確信しました。
 妥協点をどの辺りにするか。考える事は、尽きませんが、ベストでなくベターを。災害がある度に人の無力感を感じさせられます。 
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負担割合証・限度額認定証の更新がありました。

平成28年09月01日
 先月においては、介護保険や医療保険における負担割合証、負担限度額認定証などと呼ばれる証書が各世帯へ発送されました。
 負担割合の変更や限度額の変更が年金収入や保有財産の変動に伴い、1年に一度見直しがされます。これによって負担額が増える方も多くいらっしゃったかと思われます。この負担割合証については、入居されているご家族からも質問されることが多々ありますが、多くは「よくわからない」というのがほとんどです。「どうしてそうなったか」、そして「これで揃っているのか、、、」といったところでしょうか…
 介護保険を利用できる年齢は40歳以上となりますが、多くは後期高齢者と呼ばれる75歳以上の方々となります。75歳以上の方々にとって判り易い制度であること。利用しやすい保険事業であること。だれの為の制度であるか、配慮が必要であると痛感しています。
 また、福祉事業所である以上、こういった付加的な配慮や心遣いを相談室として行うことも事業所として必要な支援であると感じます。

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地域における公益活動について示されました。

平成28年07月17日
 地域における活動は、コラムでも度々紹介をしてきたところではありますが、先月ある通知が発令されました。下記参考ファイルの別添1を見て頂けると一番わかりやすいと思いますが、要するに、入居されている高齢者と地域との関わりについては、今回の改正にかかる「公益的な取り組み」にならないそうです。また地域の環境美化や防犯についても同様であり、これは地域社会の構成員(スタッフは職場で地域の構成員となり、自らが生活する自宅でも地域の構成員となる…)として行うべき活動と記されています。
 自らの事業所が、特別養護が必要な老人が生活するホームであるので、まずは入居が必要とされる高齢者の生活の維持、そして高齢者福祉を通じて、社会や地域と繋がり、一緒に取り組むことについて、縛りやルールに囚われない発想をもっていたいものです。
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詳しくはこちら

介護人材の不足と実際

平成28年07月17日
日々ケアと向き合う介護現場では、悩むことが多々あります。
行ったケアが本当に妥当であったか、他の可能性はなかったか、利用されている方はどう感じたか…
現場もマネジメントを行うスタッフも悩み、考えることがよくあります。

高齢者を支える仕事の現場とは、これが現状であると思います。
研修も積みます。
勉強もしないといけません。
しかし、「心」はなかなか育ちません。
ケアにあたるスタッフも人間です。
打算的にもなります。
悔しいと思うときもあります。
この業界を目指した動機を忘れることだって当然あると思います。

いま、この「介護」という職種に照明が当てられています。
あるべき姿が問われています。

まだまだ学ばなければならないのは当然です。
ですが、心や心情が「育つ」にはある程度、時間がかかると考えます。
悠長なことを言っている場合ではありませんが、この仕事に携わるすべての人の資質向上へ、ご理解とご協力をお願いすると共に、一緒に手を携えて高齢者を支えていけたらと考えます。
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自治会一斉清掃を通して

平成28年06月15日
 現在、神社の盆踊りはもちろん、地域の清掃活動や敬老会、防災訓練などの活動に参加をさせて頂いております。また、隣接するグループホーム主催の地域交流会や施設で主催する催しには反対に地域の方に参加して頂き、過疎が進む中を逆行して地域との関わりが増えてきました。
 意識したのは、数年前の大雪で、孤立したときだと思います。地域の方と雪かきしたり、「がんばれよ」と声をかけて頂いたりと同じ境遇をともにしたことが機会になったと思います。
 地域福祉の発展のためでもありますが、現在入居されている高齢者をいざというときに一緒に支えて下さいます。地域との行き来によって顔見知りになり、お互い様であり、共助が生まれるように思います。
 どちらのためというより、「この地に住む者同士が手を取り合って生きていく」的な、感じがします。≪入居されている高齢者と地域住民を繋ぐ≫ここを福祉施設のスタッフとしてしっかりやっていかなければと思い、一緒に街道沿いを歩きました。

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虐待防止法と「高齢」と「障がい」「保育」

平成28年05月13日
 高齢者に関わる福祉施設であれば、虐待や権利擁護についての研修や講義は必ず受けるひとつかもしれません。
 施設でケアや援助にあたっていると支援の対象となる方の多くが、課題や困難を要するケースとなります。特別に養護が必要な方が入所される場所であるため当然のことかもしれません。しかし、個別にケアすることが重要視されても共同生活をする場所であったり、パブリックスペースである場所も存在するわけです。そこには、ある一定のルールが存在することになると思います。(職員がきめたルールもありますが、入居者同士だけのルールも存在するわけです)これに反すると入居者同士においても阻害や注意が入りますし、職員からも共同の場所での決め事にある程度の理解を頂けるよう本人と相談するわけです。
 これが、エスカレートすると言葉じりがきつくなり、何度も注意するとなると、言動がきつくなる傾向にあると思います。
 良し悪しはケースによってとなるところではありますが、以前から生活されていた入居者にとっては積み上げてきたルールや決まりであり、新たに入らした方はこれに理解することも必要ではないかと考えます。「ここはデイルームですよ」と一方的に注意することは、まずもってご法度ではありますが、「ごめんなさい。駄目です。」と言わなければならない場面も出てくるわけです。
 「障がい」においても、援助と平行して「育成する」「更正する」といったワードがでてくると思います。出来ないものを手助けすることだけが支援ではない。ある一定程度できるように訓練することも、社会のルールの中で生きていくために習得しなければならないものであったりします。
 「保育」の分野では「養育」と「しつけ」が平行しています。
 福祉におけるどの分野においても虐待防止法が制定された昨今ではありますが、どの分野においても支援だけでは対処できない場面やケースがあり、悩みはつきません。
 子育て中の私にとっては、施設においても家庭においても、「どう関わるか」悩みはつきないところです。

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社会福祉法の改正

平成28年04月24日
 社会福祉法の改正が可決され、今年度から少しずつ変化が必要となってきます。改正になった経緯については、色々とありますが、社会福祉法人が広く周知されるように活動してこなかった結果だとされる面があるとされています。
活動の可視化も必要ではありますが、広く知ってもらう広報活動と「奉仕」や「福祉」が少し性質の違うところにあるかもしれないとも感じます。昨今話題となる「寄付」を公けにしないことと、一緒のような気がします。
 しかし、これからは「宣伝」としての広報ではなく、社会の一員として、地域や社会への発信をすることによって共助できるようにしていく必要があると考えます。 
 最近、インクルージョンという言葉を聴くことがあります。「色々な人たちによって社会は形成される」といったところでしょうか。人口減少が進む国にとっても、過疎が進むこの丹三郎にとっても、都市部の高齢者、地域の高齢者、近隣から通勤するスタッフ、すべてを含めて考えることが必要と考えます。

社会福祉法の改正について(厚生労働省)

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出会いと別れ

平成28年03月10日
 「出会いは喜びであり、別れは悲しみである」とは、限らない。

 福祉施設での「別れ」というと、大抵「死」が連想されることとなります。当然スタッフも悲しい感情を表出するスタッフ、隠すスタッフ、とさまざまです。
 
しかし、実際は入居者との「別れ」を糧に頑張る姿をみるほうが、はるかに多いような気がしてなりません。涙を拭って階段を駆け上がる。そんな姿をみることが多いように思え、スタッフは今いる入居者に向き合うエネルギーとなっているように思えます。

 それを横目で観察し、成長を感じたり、頼もしさを感じたりする。「どう思ったのか」「どう整理したのだろうか」と想像することが止みません。ですから施設は、ひとつの「別れ」から個々に色々な感情を表出したり、反省したりする貴重な機会であると考えます。
「別れが人を成長させる」と改めて考える年度末となりそうです。

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法改正をふり返って

平成28年02月15日
  今年度より、特別養護老人ホームの入所にかかる制限が設定され、要介護3以上でなければ、入所選考されないこととなりました。(例外として特例要件が設定されております。)
  今年度も残り僅かとなると、今年度における入所実態を整理する時期であり、シルバーコートでの入所について思い返すと、例年に比べて入所調整することが難しくなったと感じました。
  都市部から待機者が徐々に減少傾向にあることは、郊外施設では以前より起きている現象です。これに加えて要介護1及び2の方の待機が対象外となったことは更なる影響を及ぼしていると推察します。また、以前より課題となっていた生活保護世帯の方の増加、医療が必要な方の増加など、複数の要因がありますが年々困難となりつつある要因に追随するように追加された要介護3以上という制約は、待機者が減少している今後の入所調整に影響すると言わざるを得ません。
  地域住民の受け皿となるべき特別養護老人ホームではありますが、介護保険以前の待機者減少に向けた施策として郊外に設置された特別養護老人ホームは、地域に根ざしながら、区域外の入居者を探さなくてはならない、郊外型ホームとしての役割りや方針を考え直す岐路に立っているように思えてなりません。
                      厚生労働省のリーフレット参照

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ご家族の想い

ご家族の想い

平成28年01月15日
 日ごろ、ご家族の方とは、玄関先やロビーでお会いしたり、お話したりすることが多いのですが、そんなところでもご家族の意向や本音というのが、推測できる場面があります。
 そういった時には、いつも「面談や相談は、時間や場所を問わず展開される」というフレーズが、頭をよぎりますが、ご家族と話される内容や話題は、入居されている方の話題がほとんどです。しかも決まって状態が低下されている場面が多いのは特養であっては、当然のことでしょうか、、、
「年齢も年齢なので、、、しょうがないですよね、、、いつもご面倒おかけしています」とのお言葉を頂きますが、話しを続けると意外と本音とはちがうのではないかと思う場面があります。しかも終末期であれば、なおのこと。葛藤というワードが一番しっくりくるように思いますがご家族もまた揺れ動いているのだと思いました。
 ですので、ここでは繰り返しになりますが、丁寧に時間をかける必要があり、施設スタッフとしては、ご家族の答えを「待つ」ときなのかもしれません。
 施設にいる以上、ご家族よりご本人の状態はよくわかり、当然そろぞれが専門職であるので、ある程度の予後予測をつけてきます。しかし、ご家族がその答えを導きだすためには、それ相応の葛藤や時間、そして経過が必要なのは、当然のことです。
 ご家族の結論を「待つ」
 なかなか日々状態が変わり、対応が迫られることが往々にしてあるところが特養ホームなのかもしれません。しかし、ご家族の満足や退所後の励ましのお言葉を、カンファレンスを通して頂くたびに、必要な時間ではないかと痛感するところです。

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「見立て」について

「見立て」について

平成27年12月1日
 先日、ある施設の高齢者の方に声をかけられ、「見立てのよいネクタイをしていますね」とほめて頂きました!「見立て」という言葉にピンとひっかかったのは、先月のケアマネの更新研修で、ケアマネジメントをするということは、クライエントを見立てることでもあると、言われていたからかもしれませんが少しびっくりした感想を持ちました。 利用者から相談に乗り、ニーズを引き出し、見立てる。
と同時に、利用者からも「見立て」をされているのではないかと思った一瞬となりました。他人の人生を見立てるというのは、おこがましいところではありますが、介護をマネジメントするということは、ある種の生命保険の代理店の担当者と似たような点があると思うと、少し複雑な心境となります。(保険代理店の方がつめたいわけでなく)保険制度の視点からの「見立て」の必要性と、相談援助を行う者の動機付けとを両建てする専門性が問われてきていると感じた瞬間となりました。とにもかくにも、最近の服装をほめてもらう機会などなくなった自分としては、「とてもうれしい」、かなり嬉しい瞬間であったことは、いうまでもありません。
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